活動の報告

西宮市議会議員にこれまでの取り組みについて説明しました


  旧夙川短大校舎解体に伴う飛散事件の裁判終了後、アスベスト飛散による健康リスク評価の検討を西宮市に繰り返し求めてきましたが、西宮市長はじめ保健所長や教育長の回答は常に判決文の一部引用を繰り返すだけの無責任なものです。また、この件について話し合われた記録はなく「言論統制」のような状況です。
 このような状況を打開するため、2020年10月27、28日の2日間、西宮市議会の各会派にこれまでの取り組み内容を説明し、「旧夙川短大校舎解体に伴うアスベスト飛散による健康リスクの検討を求める」ためのお願いをしました。

 説明後の議員の反応は、理解し協力を約束してくれる方や、あくまでも一定の距離を保つ方、「判決に健康に影響はおよぼさないと書かれている以上はリスク評価に税金を使うことはできない」と実に単純明快に答える人など大いに収穫がありました。
 特に裁判でも使用した「大量の粉塵が舞う動画」には誰もが驚き、最もインパクトがあったようでした。

 専門家によるリスク評価を求める理由は、多量のアスベストが飛散対策を取らずに10か月の長期間にわたって飛散し、周辺には10校の学校があり、現場に隣接した通学路を多くの子どもたちが利用していたからです。
 裁判で提出した中皮腫・じん肺・アスベストセンター事務局長の永倉冬史氏によるリスク評価では、何らかの対策が必要であるとされる安全基準の少なくとも10倍以上高いリスクであると判断されています。
 これは健康被害を想起せずにはおれない状態であり、子どもたちに被害が及んではいけません。
 リスク評価の実現に向けて、あらゆる方法を駆使して突き進んで行こうと考えています。

 想像を絶する量のアスベストの非除去解体、10か月に及ぶ長期間の飛散、通学していた子どもたちが犠牲にならないように・・・
 決して忘れてはなりません。

<説明資料>
西宮市議説明レジメ(PDFファイル)
周辺地域の発がん過剰リスクについての報告書要約(PDFファイル)
2019年11月28日付け西宮市長、保健所長、教育長宛て要望書(PDFファイル)回答書(PDFファイル)
2020年7月20日付け保健所長宛て質問書(PDFファイル)回答書(PDFファイル)


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